今回はウェブアンケートにて総勢7,106名に調査した<関東と関西で「味が違う」意外な食品ランキング>を発表します。日本各地でそれぞれ伝わってきた食文化がありますが、名前が同じなのに調理方法や見た目が違っていると驚きますよね。関東・関西ではまったく別物で驚くものがいくつも!さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位たまごサンド (562票)
- 2位ねこまんま (416票)
- 3位うなぎの蒲焼 (410票)
- 4位ひなあられ (408票)
- 5位イカ焼き (381票)
- 6位桜餅 (369票)
- 7位くず餅 (340票)
- 8位すき焼き (318票)
- 9位月見団子 (317票)
- 10位肉まん(豚まん) (316票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<関東と関西で「味が違う」意外な食品ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)7,106名/調査日:2023年6月27日
第1位:たまごサンド(562票)
画像はX(@cotrip_twi)から引用 《拡大》
- 厚焼きたまごをパンに挟むという発想は驚いた
- 関西人の友人に聞いて驚いた
- 今では関東風も関西風も混ざってるよね
サンドイッチの定番にも東西差が!1位はたまごサンド!
関東と関西で「味が違う」意外な食品ランキング、第1位はサンドイッチの具としてかなり上位の人気を誇るたまごサンドでした!関東では、ゆでたまごを潰してマヨネーズなどであえたものを挟みますが、関西では厚焼きたまごをパンに挟んだ、京都発祥といわれるたまごサンドが存在するんです!ちなみに関西でもゆでたまごバージョンは一般的に売られているので、厚焼きオンリーではありません。シンプルな食材の組み合わせなのに違った見た目・食感になっていて驚きますね!
第2位:ねこまんま(416票)
画像はX(@ichiban_KIRIN)から引用 《拡大》
- これだけは、全国各地共通だと思いました
- 味噌汁を使ったら、犬まんまになってしまう
- 関西人ですが、子どもの頃に食べていた『ねこまんま』は、関東流儀の方でした。味噌汁ごはんは、単なる『ぶっかけ飯』と呼んでいました
専用のキャットフードが無い時代の名残!2位はねこまんま!
関東の多くの人が思うねこまんまは、鰹節をご飯にかけて醤油をたらしたもの。一方、関西の多くの人は味噌汁をかけたご飯のことをねこまんまと呼びます(関西でも鰹節ご飯を“ねこまんま”と呼ぶ方もいます)。昔は人間の食べ残しをねこに与えていたことから“ねこにやるご飯”という意味合いが含まれた名付けかと思われます。鰹節で出汁をとることの多い関東では、その出し殻を与えていたため。また、昆布で出汁をとる文化が根強い関西では、その出汁のきいた味噌汁をかけたご飯を与えていたため、という説があります!
第3位:うなぎの蒲焼(410票)
画像はX(@tabelog)から引用 《拡大》
- 蒸さない方が美味しい
- 関西の人間です。関東へ行って初めて食べた時、こんなにふわふわなんだと感動した
- ここまで作り方が違うと思わなかった!
調理法に多くの違いがあります!3位はうなぎの蒲焼!
まずはさばき方ですが、武家文化の関東では切腹を連想させるという理由で背開きにされ、商人文化の関西では腹を割って話すという意味で腹開きが好まれました。また関東では蒸してから焼くため皮も身もふっくらした仕上がりになり、関西では直火でじっくり焼くので表面はカリっと、中はふんわりな食感に。その他、関東では竹串を使うけれど関西では金串を使う、関東では頭を落としてから焼くけれど関西では焼いた後に頭を落とすなどの違いがあります。両方を食べ比べてみたいですね!
第4位:ひなあられ(408票)
画像はX(@moncafeofficial)から引用 《拡大》
4位はひなあられ!
- しょっぱいひなあられはピンとこない
- 関西のひなあられが、おかきに近いのは初めて知りました
女の子の健やかな成長を願う桃の節句・ひな祭りに食べるお菓子、ひなあられ。これも関東と関西ではかなり違ったものなんです。関東ではうるち米を揚げたポン菓子に砂糖をまぶしたもの。中にはもち米を使った大き目で丸いものもありますが、こちらにも砂糖がけがしてあります。関西でのひなあられは、餅を揚げた大き目サイズ。味付けは塩や醤油のしょっぱいもので、どちらかというとおかきに近いんです。中にはチョコレートでコーティングというアレンジも!
第5位:イカ焼き(381票)
画像はX(@asahi)から引用 《拡大》
画像はX(@iza_edit)から引用 《拡大》
5位はイカ焼き!
- イカの丸焼き以外の発想がなかった
- 北海道は丸焼きだよ~
- 大阪・難波でイカ焼きを頼んだら、お好み焼きのような形で出てきた!
関東でイカ焼きといえば、イカを丸ごと甘辛いタレにひたして焼いた丸焼きを指します。お祭りの屋台などでは串にささって、醤油の焦げる香ばしいにおいと共に売られています。一方関西でのイカ焼きは、小麦粉を溶いた生地の中にイカの切り身を入れ、鉄板に挟んで焼いたお好み焼きのような“粉物”。甘酸っぱい独特のソースの香りが食欲をそそります。どちらもイカを焼いたものという共通点はありますが、全く違う食べ物なので、逆の方を期待して注文すると別物が出てきて拍子抜けしてしまいますね。
第6位:桜餅(369票)
画像はX(@AJINOMOTOPARK)から引用 《拡大》
6位は桜餅!
- 関西風しか食べたことがない
- 関東のは洋菓子風で驚いた
餡子と桜の葉の塩漬けが使われるのは東西共通ですが、餡子をくるむ生地が全く違っています。関東は小麦粉を水溶きしてクレープ状に焼いた生地で「長命寺」と呼ばれるもの。関西はもち米から作られた道明寺粉を蒸したもので「道明寺」と呼ばれています。どちらも食紅で淡い桜色に色付けられますが、食感はかなり違っていますね。
第7位:くず餅(340票)
画像はX(@livedoornews)から引用 《拡大》
7位はくず餅!
- 材料から違うとは!
関西のくず餅は、その名の通り葛粉から作られています。透き通っていてプルプル、つるんとしたのど越しが特徴です。一方、関東で“くず餅”と呼ばれているものは、小麦粉を乳酸菌で発酵させて蒸したもの。乳白色のもっちり食感で、どっしりした食べごたえがあります。原材料から違っている、全く別物なんですね!
第8位:すき焼き(318票)
画像はX(@AJINOMOTOPARK)から引用 《拡大》
8位はすき焼き!
- 関東は辛い気がする
- 関東風が好き
- おつゆの濃度が変わる
関東では醤油・砂糖・出汁などを混ぜた割り下を鍋に入れてから牛肉や他の具材を加えて“煮る”のが一般的。一方関西ではまず鍋に牛脂をひいて牛肉を“焼いて”から砂糖や醤油で味付けをして、他の具材を加えます。ちょっと特別なごちそう感のあるすき焼きも、関東・関西では調理法が違っていて驚きますね!
第9位:月見団子(317票)
画像はX(@mi_foodie)から引用 《拡大》
9位は月見団子!
- 餡のついた月見団子、絵本でも見た事ない…!
- てっきり関西が全国標準だと思ってました
中秋の名月に供える月見団子といえば、関東では満月に見立てて作られたまん丸な白いお団子。絵本の挿絵でも三宝という台にピラミッド型に詰まれた丸いお団子が出てきますね。ところが関西では少し長細く丸めて餡子でくるんだものが“月見団子”。昔はお月見には芋を供える習慣があり、その名残で里芋を模したお団子を供えるんだそうです!
第10位:肉まん(豚まん)(316票)
画像はX(@yamazakipan_cp)から引用 《拡大》
10位は肉まん!
- カラシって合うの?
- てっきり個人の好みの問題だと思っていた
寒い時期には欲しくなる、ホカホカの肉まん。関東では基本的にはなにもつけずに食べるのが主流ですが、関西ではカラシをつけることが多いそうです。コンビニで買っても、自動的にカラシがついてきます。そもそも、呼び名も「肉まん」ではなく「豚まん」と呼ばれる事がほとんどなのだとか!
関東と関西で「味が違う」意外な食品ランキングベスト10
以上、10~50代の男女(性別回答しないを含む)7,106名が選んだ<関東と関西で「味が違う」意外な食品ランキング>でした。
有効回答者数:10~50代の男女(性別回答しないを含む)7,106名
調査日:2023年6月27日